最適なヒールの高さは!?

ヒールの高さに関しては、
お客様それぞれで
本当にお好み、ご要望が変わって参ります。

じゃあ最適なヒール高は?

と考えましても、正直なところ
これに正解はありません。

お客様のご要望、意図…
それに合っていることが、正解、とも言えます。

ただ、健康や歩行に関して…
という観点からは、アドバイスさせて頂けることはあります。

冒頭にお話させて頂いた
ドイツ整形靴の世界での見地、
折角聞いてきたばかりですので、
ご参考になれば、と思います。

(なお私達が通常お話させて頂いていることと
 この点について大きな差はありませんでしたけれども。。)

ヒールの高さは、"3cm程度"
までは適度と言えます。

それくらいであれば、

前後への体重の荷重配分について、 前への偏りはそれほど大きくなりません。

そして、足に傾斜がつくと、

重心を前に動かすことが楽になり、 結果、歩き出しもスムーズになります。

逆に、本当にぺたんこの靴は、
案外疲れるとも言えます。

自分の足で蹴り出していかないと
重心を前に持っていけません。

逆に、ヒールの高い靴はどうでしょうか。

高ければ高いほど、
前足部への荷重が大きくなります。

横アーチと呼ぶ、足裏のカーブが
潰れやすくなります。

当然、足への負担は大きく、
健康という点からすると、
どんな靴であろうが
お勧めすることは難しいです。

ただその中でも、
土踏まずのカーブが足にしっかりと合っている、
などのポイントがおさえられていれば
多少は負荷の軽減になるかもしれません。

また、ヒール高というのは、一般的には
靴底の厚みを含めて計測されています。

ウォーキングパンプスなどは
底全体の厚みがあることが多いですが、
これらはヒール高の数字よりは
傾斜が少なく、楽に履いて
頂きやすいものが多いかと思います。

○cmだから、というよりも、
前後の高さの差を見て頂くと、
多少は数字が大きいヒール高でも
無理が少ない可能性はあります。

ということで。

基本的には3cm台、
ちょっとエレガンスにみせたいので5cmまで、
というあたりが、
健康と美しさのバランスを考えた場合に
お話できるところになると思います。

難しいお話では有りますが・・
ご参考になれば幸いです。

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