小さいサイズ ブーツの選び方

ブーツの種類と選ぶポイント

ブーツと言っても、色々種類があります。
小さいサイズでも、最近は種類が増えてきました。

おおまかに分けると、
・ブーティー
・ショートブーツ
・ミドルブーツ
・ロングブーツ
・ニーハイブーツ
となるでしょうか。

履き心地は当然ですが、
筒丈の長さや幅(筒幅、足首周りなど)
もちろん、パンプスなど同様に、ワイズやヒールの高さも重要です。
以下に、特に小さいサイズのお客様が悩まれる点を中心に
選び方のポイントをお話していきたいと思います。

ブーツ選びのポイント:

  • 1
  • 2
  • 3トゥの形状
  • 4甲の深さ

【丈】

ロングブーツを選ぶ際には、しゃがんだりする動作のなかで、
膝の裏に履き口がぶつかり、違和感がないかを確かめることは重要です。

ロングブーツを選ぶ際には、しゃがんだりする動作のなかで、
膝の裏に履き口がぶつかり、違和感がないかを確かめることは重要です。

また、自分の身長にあっている丈の長さかを
全身の映る鏡で確認することをおすすめします。

身長の高い方は、ひざ下が中途半端に開きすぎてもバランスが
悪く見えてしまい、身長の低い方には、かえって身長の低さを
強調されてしまいます。
(個人の体型のバランス差はありますが。。。)

他にも、ブーツの丈の長さにはポイントがあります。
「O脚」でお困りの方は、筒丈が膝が隠れるニーハイで、
且、足のラインがあまり強調されないものが、好ましいです。
また、全体的にギャザーが入っているものや、
筒幅に余裕のあるもの、履き口が折り返しになっていたり、
ボリュームの有るものがO脚をカバーしてくれます。

逆に、「X脚」でお困りの方は、ひざ下が真っ直ぐに見えるように
やはり、足のラインがあまり強調されないブーツが、好ましいです。
全体的にギャザーが入っているものや、筒幅に余裕のあるもの。
丈は、膝が隠れるか隠れない程度が望ましい。
(膝裏は、前から後ろに向かって斜めになっていてると尚◎)

ふくらはぎの張りや太さを気にされる方は、
ふくらはぎのカーブを強調しないような、
カーブの上下で、高低差の境目を隠せる位置が、
気にせず履ける丈感ではないでしょうか。

既にお手持ちで、高低差が目立つ丈の物は、
レッグウォーマーなどを入れ、高低差を軽減してみてください。
また、ヒールの高さがある靴を選ぶことで、
ふくらはぎも引き上げられシャープに見える効果も期待できます。

パンツコーディネートが多い方は、
ブーツインが出来る様なショートやミドル丈のものが、使い勝手が良いかと思います。
またロング丈でも、ロングと&ミドルで2WAYで履けるような物は、
履き回し力がUPします。

【幅】

ブーツは、接触面が多いために
選ぶ際にチェックすべき点も多くなりがちです。
レギュラーに較べると商品点数が限られる小さいサイズだからこそ、
ジャストなブーツに巡り合うのは難しい時があるかもしれません。

「ワイズと足首周り」
ブーツはパンプスとは違い甲を覆う面積が広いため、
ワイズが合わないと圧迫感が非常に強く伴います。

その為、冬場に履くブーツ選びは、
厚手の靴下やタイツをあわせる事が多いので、
お試しの際には、予め持参されてお試し頂くことをお勧め致します。
(お試しの時間帯は、夕方がもっとも良いとされています。)

パンプスと違いブーツは通常のサイズ感より、
作りの大きいものが多くあります。

ですから、足首周りに余裕があるブーツは踵が浮き、
脱げやすく感じる現象が起こります。
そんな時には、甲の高さに余裕があるようなら、
中敷きで甲の高さを調節し浮きを軽減させましょう。
(中敷きを入れ、つま先がキツくなるようであればおやめ下さい)

「筒幅」

ファスナー付きの物は、夕方のむくみを考え、
無理に上げず、すんなり上がるものを選びましょう。
履き口に1本指を入れられる位が望ましいです。

ロングブーツのふくらはぎのカーブですが、
身長や、また足の細い方には、合わないことがあります。
ふくらはぎ以外はジャストフィットなのに、
ふくらはぎのカーブがつまめるほど余っているようであれば、
カッコ悪いので要注意です。
必ず、バックからの自分の姿も確認してみましょう。

【ヒール】

パンプス同様、ヒールのある靴は足を長く見せ、
ヒップラインも上げ背筋も伸びたように変化します。
ヒールの高さで、最も綺麗に見えるのは【7cm】だと言われてます。

昨今では、靴の外側からは分からないように加工やデザインされている、
インヒール使いのものが多くあります。

また、インヒール単体でも購入が出来、
お手持ちのフラットな靴(物にもよりますが)に入れると、
体型やオシャレにも変化が出ます。

ヒールの形状は、ウェッジソールのブーツも主流となってきていますが、
バランス良く合わせないと、とてもゴツく足元だけ浮いてしまいます。
安定感もあり個性的ではありますが、普通のヒール形状が使い回しがきき、
長くお履き頂けるかと思います。

【トゥ(つま先)の形】

『 これ以上足が小さく見えるのは… 』
という小さいサイズのお客様には、やはり
“トゥが長めの靴”がお勧めになります。

形から言えば、
・ポインテッドトゥ。
はつま先がトンガリ目なので、多少、足が大きく見えるようです。

しかしながら、つま先に行くにつれて、細くなっている形はヒールが高ければ高いほど、
前に前にと足が進んで行きがちになり、つま先が圧迫され足に大きく負担がかかりますので、
前すべり防止・予防策とし、シリコン状の滑り止め中敷きを敷くのが多少の軽減となります。

その形とピッタリと相性が良いかどうかは、
やはりフィッティングをしてみないとわかりません。
指の長さや足幅、踵の大きさ等など、足の形状も十人十色です。。

■ サイズの選び方 ■

小さいサイズのお客様の中には、
『自分の足には大きいサイズの靴を、踵がぱかぱかとして浮いてしまうことを仕方ないとして履いています…』
という方も多くいらっしゃると思います。

『まわりに大きいサイズの靴しか売っていないため、自分のサイズがよくわからない…』というお客様も結構いらっしゃいます。
そのためか、レディースキッドのWebShopにお越しになり、サイズが揃っていることを見られると、『どのサイズを注文したら良いのかわからない…』というお客様のご相談を受けることしばしば。

上記のように、”大きいサイズの靴を仕方なく履いている”という事の自覚がある方は良いのですが、窮屈な靴を履いているよりも…と。
『大きくても履いて歩けるから問題無い』という小さいサイズのお客様もいらっしゃいます。

でも、大きい靴は、靴の中で足が動くために足にとっては非常に負担が大きいことがわかっています。
”ジャストサイズ”をお履き頂きたい、というのがパンプスと同様、ブーツ選びにおいても基本です。

ちょっと幅がきつい場合は、幅を調整し、長さが適切である靴をお選び頂く方が多くの場合はよいように思います。

※ 勿論、お客様の足と、その靴と、個々によって大きく違います。あくまで全体としてみれば、というお話です。

ブーツはパンプスに比べ、脱げにくくはありますので、サイズ選びはルーズになりがちです。

小さいサイズのお客様は、やはりサイズがないからと、
大きい靴を中敷きを何枚も敷いたり、厚めな靴下で履いていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

上記で、述べている通り、サイズが大きい靴は、靴の中で足が動くために、足にとっては非常に負担が大きいことがわかっています。

前に足が滑れば、結局は足先の細いところに指が入り込み、当たらなくても良い場所に指や骨があたり、健康を損なう恐れが出てきます。

よって、特に足がブーツの中で遊んでしまっているような、
・筒幅や足首周りがゆったり過ぎるブーツ
・ワイズの大きすぎるブーツ
・ヒールが高いブーツ
・スルリと履けてしまうブーツ

などは、よりしっかりと足にあった物を選んで頂きたいと思います。

なお、ファスナーが無いタイプは、特に脱ぎ履きがし易いように
意図的にゆったりと作られてたりしています。
だからこそ、『いつも◯◯cmだから、試着は大丈夫!』ではなく、

注意が必要です。

まずは、
『自分の足のサイズを的確に知る』
『そのサイズを試し履きしてみる』
というところからスタート頂きたいと思います。

※ なお足のサイズは、ご自身では正確には測れません。
  シューフィッターのいるお店で測って頂くことをお勧め致します。
※ 足のサイズについては、こちらもご参考に。(サイズガイド)

◆全てにおいて、一般的なフィッテイングに基づいてのお話です。
しつこいようですが、足の形状や感じ方は十人十色です。
まず、買う前の試履きや鏡での確認を是非、実施してみてください。

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